横芝光町に古くから伝わる「鬼来迎」は、因果応報・勧善懲悪を説く全国で唯一の古典的地獄劇。
その起源は約800年前、鎌倉時代初期にまでのぼるといわれ、昭和51年には、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
毎年「地獄の釜が開く日」の月遅れの、8月16日に演じられています。
鬼来迎は、演者はもちろん、舞台の設定から衣装整備まですべてが地元民の手でやっています。
平成3年には、東京国立劇場でも上演され、「これは素人の芸ではない」と多くの人を感嘆させたそうです。
近年では、地元でも若い人が減り、子どもも少なくなりました。6年前から、「鬼婆」・「黒鬼」・「赤鬼」役が世代交代をしました。私は、赤鬼役を6年前からやらせてもらっています。
国の重要無形民俗文化財ですので、何とか残していきたいと思いますが、後継者がいるか心配です。
この由来は、鎌倉時代の初期、後鳥羽院の時代に遡る。
薩摩の国の禅僧石屋が、衆生済度のため諸国を遊行の途中、虫生の里に立ち寄り、この地の辻堂を仮寝の宿としたとき、妙西信女という十七歳の新霊が鬼どもに責められている様を見た。
翌日、墓参に来た妙西の父・椎名安芸守と、妻・顔世と言葉をかわすことになったが、新霊は、この地の領主・安芸守の一人娘とわかった。
請われるままに真夜中に見た地獄絵さながらの様子を話すと、安芸守は自分の悪行を悔い、娘の法名、妙西を広西と改め、彼女の墓堤を弔うために建久七年(1196年)仲夏、慈士山地蔵院広西寺を建立し、その開山となった。
ところが、その年の仲夏六日、虫生の里に突然雷雨が起こり、寺の庭に青・黒・赤・白の鬼面と、祖老母の面などが天降ってきた。不思議に思った石屋は、これを寺内にとどめておいた。
一方、当時鎌倉に居住していた運慶・湛慶・安阿弥の三人の彫刻師が、ある時偶然に、石屋と安芸守夫婦が亡き娘の卒塔婆をたてて、菩薩に済度されたという情景を夢に見て感動し、はるばる虫生の里を訪ねて石屋に逢った。
石屋は三人にかつて辻堂で見た地獄の呵責の様子と、それを救われた菩薩の大悲のありさまを詳しく話し、その姿を来世に残して、大衆の教化をはかりたい意向をのべたので、三人は早速、閻魔大王、倶生神、祖老母、黒鬼、赤鬼などの面象を彫刻し、出来上がった面をそれぞれ顔に当て、石屋もまた僧徒を集めて鬼に扮して、八月十六日に演じてみせた。
そしてその後も、地獄の相・菩薩の威力を示す「鬼来迎」は、毎年八月十六日に行われるようになったといわれている。
場は地獄の閻魔の裁き所。閻魔大王・倶生神・鬼婆・黒鬼・赤鬼が次々と登場し、亡者の生前の罪を判じる。「娑婆国中の大悪人」と判が下ると、鬼たちが亡者を連れ去る。
子どもの亡者が石を積んで遊んでいるところへ黒鬼・赤鬼が出てきて捕らえようとする。そこへ地蔵菩薩が現れ鬼を打ち払って亡者たちを救い出す。
場面は一転し、地獄の釜茹での場。逃げ惑う亡者を鬼婆が釜に投げ入れ、鬼たちとともに火を煽ぎ薪をくべる。「首でも切って食らおうか」と鬼たちが亡者を吊るし上げて退場。
亡者は鬼たちに火が飛び出す腕を持たされ、死出の山へ追い上げられた末、大石で押しつぶされ、下へ突き落とされる。口から血を流して苦しむ亡者。そこへ観音菩薩が現れて、亡者を救い、鬼と問答をかわして悠々と退場する。鬼は悔しがって亡者の卒塔婆を抜き取り、「さては成仏いたせしか」とそれを投げ捨て怒号を発する。
最初の「大序」の場面で登場する鬼婆に、赤ちゃんを抱いてもらうと健康に育つという、言い伝えがあります。毎年、鬼来迎の演じられる広済寺の境内は、我が子の健やかな成長を願う両親、そして全国から集まる見物客で華やかに賑わいます。
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